
不動産クラウドファンディングとは、投資家から集めた資金を賃貸物件や商業ビルなどの不動産に投資する資産運用方法です。
不動産クラウドファンディングは少額から始められて、高い利回り率も期待できると注目を集めています。
しかし比較的新しい投資手法のため、仕組みや他の資産運用との違いが分からず、なかなか始められない人も少なくありません。
本記事では不動産クラウドファンディングを始めたい人に向けて、以下の内容を取り上げました。
- 不動産クラウドファンディングとは
- おすすめの不動産クラウドファンディング8選
- 不動産クラウドファンディングサイトの選び方
- 不動産クラウドファンディングのデメリットと注意点
おすすめの不動産クラウドファンディングを8種類厳選して紹介するとともに、サイトの選び方や注意したいデメリットも解説します。
不動産クラウドファンディングを検討中の人は参考にして、自分に合う投資先を見つけましょう。
不動産クラウドファンディングは少額から出資したい人が共同で投資ができる仕組み!家賃収入や売却益が得られる
不動産クラウドファンディングは、クラウドファンディングサイトを通じ、出資したい人が共同で不動産投資を行う仕組みです。
不動産投資は投資家が不動産を購入し、管理や運用を行って家賃収入や売却益を得ます。
個人で不動産を購入するにはまとまった資金が必要で、簡単にはできません。
不動産クラウドファンディングなら少ない自己資金でも投資でき、物件を購入するための負債なしで不動産投資を始められるのが大きな特徴。
クラウドファンディング形式をとって出資者が大きく損をするリスクを抑えながら、安定した高い利回り率の実現を目指します。
クラウドファンディングとは、サービスサイト上で不特定多数の人から資金を調達する仕組みです。
一般的なクラウドファンディングサイトでは、目的の達成や商品開発のために出資してくれるユーザーを募ります。
出資者にはお礼として開発した商品の割引購入権や、グッズなどをプレゼントする仕組み。
出資者がいればお金がなくても目的を達成できるので、新しい資金調達の方法として人気を集めています。
不動産クラウドファンディングでは、サイトを通じて集めた資金を使い、投資のプロが不動産投資を行います。
投資家は不動産の運営をプロに任せ、上がった利益を分配してもらう仕組みです。
案件には様々な立地の不動産があり、サービスサイトで募集されているものの中から自分で選択できます。
投資先の例
- 首都圏のマンション
- 商業ビル
- ホテル
- 老人ホーム
- 物流施設
不動産クラウドファンディングで得られる利益は、主に2つあります。
- 家賃収入を原資とした配当金
- 案件の運用期間終了時に得られる売却益
配当金とは、運用の結果得られた利益を元に、投資家に配分されたお金を言います。
定期的に分配される配当金は、投資先不動産の家賃収入が原資です。
不動産クラウドファンディングでは案件ごとに運用期間が決まっており、運用期間終了時に物件は売却されるルール。
購入時よりも物件の価格が上昇していれば、売却益も得られます。
2つの利益により、想定利回り率が5.0%を超える商品も少なくありません。
利回り率とは投資した金額に対する収益の割合です。
定期預金の利率は高くても0.5%程度で、預けたままにしておくよりも、不動産クラウドファンディングに投資した方が利益を上げられるケースもあります。
方法 | 1年間1万円預けたときのリターン |
---|---|
定期預金 | 50円 |
不動産クラウドファンディング | 500円程度 |
不動産クラウドファンディングに500万円投資すると、1年間で25万円の利益を得られる計算。
不動産の運営や運用は任せっきりでいいので、何の負担もなく利益を得られます。
上記の利率で不動産が5年間運営されると、125万円も返ってきます。
当面使う予定のないお金があるなら、運用に回す方法も検討しましょう。
不動産クラウドファンディングは、同じ不動産投資でも現物投資やREITとはまったく異なります。
- 現物購入と違い物件管理や多額の自己負担金不要
- REITの投資先は物件ではなく証券
現物投資は自分で不動産を直接購入し、運用や管理を行う方法です。
マンションや一軒家を購入して、自分で管理しながら家賃収入を得ます。
自分で運営するので余計な手数料はかかりませんが、最初に物件を購入する資金力と、不動産を運営する力がなければ成り立ちません。
知識のない人が1から始めるにはリスクが高く、失敗すると多額の資金を失う可能性もあります。
RIETは直接不動産に投資するのではなく、運用されている商品に投資する仕組み。
投資先のファンドが運用商品を決めるため、自分で投資したい物件を選べません。
投資や管理はプロに任せられるので始めやすいですが、自分の意志や希望は反映しにくいのがデメリット。
初心者でも自分で調べながら利益が得やすい物件に投資したいなら、不動産クラウドファンディングを選びましょう。
不動産クラウドファンディングは1万円から不動産投資が始められて現物購入や物件管理も不要
物件を現物購入する投資方法と違い、不動産クラウドファンディングは1万円から始められます。
物件管理も必要なく、運用や管理はすべて運営会社に任せられるのが特徴です。
不動産クラウドファンディングと、現物購入する不動産投資の違いは以下の通り。
項目 | 不動産クラウドファンディング | 現物購入 |
---|---|---|
自己資金 | 1万円~ | 一般的に数百万円は必要 |
融資(ローン) | 不要 | 自己資金が不足するなら必要。要審査 |
物件の管理 | 不要 | 自分または管理会社が管理 |
登記 | 不要 | 必要 |
始め方 | 気になる案件に応募するだけ | 物件を探し、ローン審査、不動産契約など手続きが多い |
現物購入では建物を自分で購入するため、数百万円程度のまとまった資金が必要です。
立地がよく人気が集まりやすい物件なら、初期費用が数千万円~1億円を超えるケースも。
最初から資金力がないと始められないので、貯金が1,000万円未満で出資金額に限りがある人は向いていません。
不動産クラウドファンディングは複数の投資家の資金を集めて運用する仕組みで、手軽に始められます。
多額の自己資金を用意したりローンで負債を抱えたりする心配はなく、低リスクで投資できる傾向です。
資金面で手軽に始められ、手続きも最低限で済む不動産クラウドファンディングは、投資初心者でも管理がしやすいです。
不動産投資をしたくてもハードルが高いと感じる人は、不動産クラウドファンディングに挑戦しましょう。
不動産クラウドファンディングとREITの違いは?
不動産クラウドファンディングとREITは、投資対象が不動産という点で共通しているものの、商品の仕組みが違います。
REITは不動産投資信託(Real Estate Investment Trust)の略称です。
投資したい人は、金融機関や証券会社を通じて投資ファンドが発行する証券を購入します。
投資ファンドは証券の販売を通して投資家から集めた資金を元に、不動産の管理運用や売買を行って収益を上げます。
不動産クラウドファンディングとREITの違いは以下の通りです。
項目 | 不動産クラウドファンディング | REIT |
---|---|---|
出資先 | 物件 | 証券 |
投資金額 | 1万円~ | 1,000円~ |
保有期間 | 案件により決まっている | 自由に売買可能 |
投資対象 | 1つのマンションやビルなど、ごく少数の物件 | 多数の物件に分散投資 |
値動き | 小さい傾向 | 大きい傾向 |
購入方法 | 募集期間にサービスサイトから申し込む | 金融機関や証券会社で購入 |
リスクヘッジ | 優先劣後出資制度により、出資者の資産が優先して守られる | ポートフォリオを組み、分散投資する |
REITは投資ファンドが投資先を決めるため、投資家自身は物件の選択を行いません。
物件の選定や運用管理をすべて任せられ、多数の物件に分散投資できます。
分散投資をすると1つの物件で収益を上げられなくても別の物件で補え、リスク低減に効果的。
REITはNISAでも購入でき、運用益を非課税にできるのも大きなメリットです。
NISAは国が導入している少額投資非課税制度で、投資によって得た利益や配当にかかる20%程度の税金がかかりません。
一方で、REITは値動きが大きく売買のタイミングが自由なため、投資判断を迫られるシーンも多くなります。
投資に慣れていないと「売るタイミングを間違えて損益が出た」「保有するか売却するか考えなければならず難しい」と悩む可能性も。
以下に当てはまる人は、REITよりも不動産クラウドファンディングの利用を検討しましょう。
- なるべく放置で資産運用を行いたい
- チャートを読むなど、投資に関する知識が乏しい
不動産クラウドファンディングは、一度購入すると原則として運用期間終了まで保有し続けます。
自分で売却のタイミングを見極める必要がなく、投資後はほぼ放置しても運用が進みます。
1つの案件につき募集期間は限定され、出資金額は自分で決めるため購入するタイミングを悩みません。
REITは日々値動きがあり、購入するタイミングによって売買益に影響が出ます。
優劣があるのではなく、自分の投資スタイルに合う方法を選ぶのが重要です。
投資に慣れていない人や時間がない人は不動産クラウドファンディング、慣れていて知識があり値動きを確認する時間も取れるならRIETが向いています。
独自に調査した不動産クラウドファンディング8社を徹底比較
本サイトが独自に調査したおすすめの不動産クラウドファンディング8社は、以下の通りです。
- COZUCHI(コズチ)
- CREAL(クリアル)
- みんなで大家さん
- 利回りくん
- Rimple(リンプル)
- TECROWD(テクラウド)
- 利回り不動産
- 不動産BANK
不動産クラウドファンディング会社は数が多く、どこを利用するべきか悩む人も多いです。
何を基準に選ぶべきか分からない人は、以下の点に注目してサービスサイトを比較しましょう。
- 応募機会の多さ
- 想定利回りの高さ
- 会社の実績
応募機会が少ないと、せっかくサイトに登録しても利用機会が訪れません。
直近の案件数や募集金額が多いサイトに登録して、気になる案件の募集開始を待ちましょう。
想定利回りは、高い方が効率よく資産を増やせる可能性があります。
安心して資産を預けたい人は、運営会社の実績も確認しましょう。
上場企業やサービス年数が多い会社を選ぶと、質の悪い業者は避けやすいです。
サイト選びのポイントを元に、おすすめ8社を比較しました。
項目 | 特徴 | 募集回数※1 | 想定利回り率※1 | 運営開始年 | 上場の有無※2 |
---|---|---|---|---|---|
COZUCHI(コズチ) | 案件が豊富でこれまで元本割れなし | 34回 | 4.5%~10.0% | 2019年 | 未上場 |
CREAL(クリアル) | ネット完結で社会貢献性が高い不動産に投資できる | 25回 | 2.4%~5.0% | 2018年 | 東証グロース上場 |
みんなで大家さん | 高い利回り率の案件を取り扱う | 6回 | 6.2%~7.1% | 2007年 | 未上場 |
利回りくん | 便利な専用アプリがあり楽天ポイントも貯まる | 45回 | 2.5%~7.0% | 2021年 | アメリカ・ナスダック上場 |
Rimple(リンプル) | 他社ポイントを資産運用に活用できる | 24回 | 2.7%~5.0% | 2020年 | 東証プライム上場 |
TECROWD(テクラウド) | 利回り率が高い海外不動産も投資対象 | 24回 | 7.0%~11.5% | 2021年 | 未上場 |
利回り不動産 | 1件あたりの募集口数が多い | 17回 | 5.0%~12.0% | 2021年 | 未上場 |
不動産BANK | 首都圏中古物件特化でローリスク運用 | 5回 | 6.0% | 2021年 | 未上場 |
※1 2023年9月~2024年9月
※2 2024年10月時点
募集回数で選ぶなら以下のサービスサイトが向いています。
- 利回りくん
- COZUCHI(コズチ)
- CREAL(クリアル)
中でも利回りくんは1年間で45回と募集実績が豊富です。
リターン重視で想定利回りの高さを基準にしたい人は、TECROWD(テクラウド)と利回り不動産が向いています。
以下3社は上場企業で、信頼性の高いサービスサイトを利用したい人にぴったり。
- CREAL(クリアル)
- 利回りくん
- Rimple(リンプル)
みんなで大家さんはサービスの継続年数が長く、利用され続けているサイトです。
できる限りリスクを抑えて運用したい人は、首都圏中古物件特化でローリスク運用を掲げている不動産BANKが方針に合います。
注目したいポイントを満たしているサービスサイトで、不動産クラウドファンディングを始めましょう。
COZUCHI(コズチ)はサービス開始から元本割れファンドが出ていない
項目 | 詳細 |
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公式サイト | https://cozuchi.com/ja/ |
募集回数 | 34回 |
想定利回り率 | 4.5%~10.0% |
募集方法 | 抽選 |
最低出資額 | 1万円 |
サービス開始年 | 2019年 |
- 過去には利回り33.0%の実績を出した案件もある
- 3ヶ月から10年まで幅広い運用年数の案件を用意
- 都心一等地の案件を多数取り扱っている
COZUCHI(コズチ)は、2019年のサービス開始以来元本割れの案件が1つも出ていません。
収益を確保しやすい都心部のマンションや商業ビルを中心に取り扱っており、過去には利回り実績33.0%の案件もありました。
不動産クラウドファンディングの想定利回り率は高くても7.0%程度のため、一般的に期待できるリターンの4倍程度のリターンが得られる計算です。
過去1年間で34回の募集実績があり、投資チャンスが多いだけでなく物件の選択肢も豊富。
運用年数が3ヶ月から10年幅広いだけでなく、途中解約無料の案件も用意するなど個別の投資スタイルに合った資産運用が行えます。
不動産クラウドファンディングを始めるなら、実績も案件数も豊富なCOZUCHI(コズチ)に登録しましょう。
元本割れが心配な人にも、元本割れの案件が出にくいCOZUCHI(コズチ)がおすすめです。
CREAL(クリアル)は手続きがネット完結でスマホがあれば投資が始められる
項目 | 詳細 |
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公式サイト | https://creal.jp/ |
募集回数 | 25回 |
想定利回り率 | 2.4%~5.0% |
募集方法 | 先着順 |
最低出資額 | 1万円 |
サービス開始年 | 2018年 |
- 老人ホームやホスピス住宅など社会貢献性の高い案件がある
- マスターリース契約により空室リスク対策がとられている
- 未投資資金は信託銀行で別管理しているから資産は保全される
CREAL(クリアル)は、登録から取引まですべてスマホからネット完結が可能です。
本人確認はスマホカメラで撮影してアップロードすると、郵送手続きは必要ありません。
投資の可否は先着順で決まるため、メールで届く新規募集の案内を見逃さないようにしましょう。
CREAL(クリアル)は、社会貢献性の高い案件も取り扱っているのが他のクラウドファンディングサイトにない特徴です。
管理会社が物件を一括で借り上げるマスターリース契約により、空室が発生しても家賃収入が保証されます。
資産を信託銀行で管理してリスク管理も徹底しており、元本割れリスク以外の不安が少ない不動産クラウドファンディングです。
ネット完結で手軽に不動産クラウドファンディングを始めたい人は、CREAL(クリアル)に登録しましょう。
みんなで大家さんのファンドは平均想定利回り6.0%以上と高い水準
項目 | 詳細 |
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公式サイト | https://www.minnadeooyasan.com/ |
募集回数 | 6回 |
想定利回り率 | 6.2%~7.1% |
募集方法 | 先着順 |
最低出資額 | 100万円 |
サービス開始年 | 2007年 |
- 分配金を2ヶ月に1回の頻度で受け取れる
- 直近の案件はいずれも劣後出資割合が20%と高めの水準
- 1件あたりの募集口数が多い
みんなで大家さんでは大型プロジェクトの案件を取り扱っており、想定利回り率6.0%以上と高い水準を維持しています。
想定利回り率の水準が2.0%台のサイトもあり、みんなで大家さんはリターンを得やすいサービスサイトだと分かります。
募集回数は少ないものの、1件あたりの募集口数が多いため投資機会は逃しにくいです。
現在運用中の「シリーズ成田16号」では、約29,000口の募集がありました。
1人2口ずつ投資したとしても14,500人が参加できるので、こまめにプロジェクト開始の連絡を確認していれば参加できます。
分配金の受け取りは、他サイトでは償還時のみや半年に1回なのに対して、2ヶ月に1回と高頻度で受け取れるのも大きな特徴。
こまめに分配金を受け取れるため、利益が出ている実感があります。
出資額が100万円からのため、まとまった投資資金を用意できる人は投資先の1つとしてみんなの大家さんを検討しましょう。
利回りくんはナスダック上場企業が運営
項目 | 詳細 |
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公式サイト | https://rimawarikun.com/ |
募集回数 | 45回 |
想定利回り率 | 2.5%~7.0% |
募集方法 | 先着・抽選 |
最低出資額 | 1万円 |
サービス開始年 | 2021年 |
- グループホームから別荘まで多彩な不動産が投資対象
- 専用アプリで簡単に資産管理ができる
- ログインや出資額に応じて楽天ポイントが貯まる
利回りくんの運営会社・SYLA(シーラ)は、日本の不動産会社で初めてアメリカのナスダックに上場した企業です。
楽天グループとも資本業務提携を結んでおり、信用できる運営会社の不動産クラウドファンディングを探している人に向いています。
楽天ポイントとの連携ができ、ログインするだけでもポイント獲得が可能です。
利回りくんでの楽天ポイントの貯め方
- ログインで毎日1~2ポイント付与
- 出資金額の0.5%分のポイントを付与
- 誕生日前後3日間にログインすると100ポイント付与
例えば運用期間4ヶ月の商品に投資している人は、毎日ログインするだけで120ポイント~240ポイント獲得できます。
ポイント付与数は10万円未満で1ポイント、10万円以上の出資は2ポイントです。
直近の年間募集回数は40回を超え、多彩な不動産に投資できる点も魅力的。
専用アプリがあり、新着案件のチェックや資産管理がスムーズに行えます。
経営面で信用できる、上場企業の不動産クラウドファンディングを探している人は利回りくんを選びましょう。
Rimple(リンプル)は他社ポイントを交換して資産運用ができる
項目 | 詳細 |
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公式サイト | https://funding.propertyagent.co.jp/ |
募集回数 | 24回 |
想定利回り率 | 2.7%~5.0% |
募集方法 | 抽選 |
最低出資額 | 1万円 |
サービス開始年 | 2020年 |
- 劣後出資割合30%で元本割れリスク対策ができる
- 運用期間は6ヶ月の短期運用案件を主に取り扱っている
- 東証プライム上場グループ企業が運営している
Rimple(リンプル)は、ポイ活で貯めた他社ポイントを不動産クラウドファンディングで運用できます。
他社ポイントをリアルエステートコインに交換すると、1コイン=1円として利用可能です。
交換可能な他社ポイント
ポイント名 | 交換レート(最低交換ポイント) |
---|---|
セゾン 永久不滅ポイント | 1,000ポイント=4,500コイン |
ハピタス | 1,000ポイント=1,000コイン |
モッピー | 1,000ポイント=1,000コイン |
WILLsCoin | 1,000WILLsCoin=500コイン |
最低出資額は1万円と少額投資が可能なため、余っている他社ポイントがある人は積極的に活用しましょう。
運用期間が6ヶ月で短期運用のマンション投資案件のみを取り扱っており、投資初心者の人でも心理的なハードルが低いです。
Rimple(リンプル)の劣後出資割合は30%と高めのため、不動産評価額が下落しても元本割れのリスクを低くできるのもメリット。
劣後出資割合とは不動産を購入するときに事業者が出資する比率で、割合が高いほど投資家のリスクは低くなります。
運営元は東証プライム上場グループ企業で経営面の不安も少ないです。
手軽に不動産クラウドファンディングを始めたい人は、Rimple(リンプル)を選びましょう。
TECROWD(テクラウド)は海外不動産も投資対象
項目 | 詳細 |
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公式サイト | https://tecrowd.jp/ |
募集回数 | 24回 |
想定利回り率 | 7.0%~11.5% |
募集方法 | 先着順 ※一部先行抽選あり |
最低出資額 | 10万円 |
サービス開始年 | 2021年 |
- 償還済みファンドの平均利回り率は11.1%
- 案件の先行抽選やキャンセル待ちシステムがあり投資機会を逃さない
- 海外不動産は円建てで契約するため為替変動リスクはない
TECROWD(テクラウド)では、中央アジア新興国やアメリカの海外不動産も投資対象としています。
運営会社は2014年頃から新興国の開発プロジェクトを開始しました。
海外での土地取得から不動産の運営や管理まで、すべてグループ内企業で一貫して行うことで、高い収益率を実現しています。
海外の案件は想定利回り率が高めの水準で、10.0%を超えるケースも少なくありません。
過去の海外不動産案件の例
案件内容 | 想定利回り率 |
---|---|
スリランカの空港直結ホテル取得・運用 | 11.45% |
アメリカのデータセンター開発 | 10.5% |
カザフスタンの高級住宅地開発 | 10.0% |
利回り率が高いと投資リスクが気になるものの、サービス開始から配当遅延や元本割れは起こしていません。
個人では挑戦しにくい海外不動産投資をしたい人は、TECROWD(テクラウド)の不動産クラウドファンディングを利用しましょう。
利回り不動産は募集金額20億円超で投資のチャンスが多い
項目 | 詳細 |
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公式サイト | https://rimawari.co.jp/ |
募集回数 | 17回 |
想定利回り率 | 5.0%~12.0% |
募集方法 | 先着・抽選 |
最低出資額 | 1万円 |
サービス開始年 | 2021年 |
- 運営会社は不動産開発・不動産投資の実績が豊富
- 案件によっては出資によりコインの還元が受けられてお得
- 募集は先着式と抽選式に加えてキャンセル待ちがあり、当選機会が増やせる
利回り不動産はこれまでの募集金額が20億円を超えており、1件あたりの募集口数も多く投資のチャンスが多いです。
募集金額1億円~2億円の案件を多く取り扱っており、想定利回り率はいずれも5.0%を超えています。
案件により募集方法が先着式と抽選式に分かれており、自分に合ったスタイルで不動産投資に挑戦可能です。
募集を頻繁にチェックできる人は早く申し込めば投資できる先着式、あまり時間に余裕がないときは募集期間内ならいつ応募しても構わない抽選式の案件に投資しましょう。
案件によっては、1コイン=1円として投資に使えるワイズコインの還元があり、ポイ活にも最適です。
コイン還元の例
- 投資額に応じて2.0%還元
- 案件に投資した人全員に500コイン還元
新規会員向けキャンペーンを活用すると、より効率よくコインを貯められます。
項目 | 詳細 |
---|---|
キャンペーン内容 |
|
キャンペーン期間 | 2024年10月31日まで |
利回り不動産の新規キャンペーンを利用して、お得に投資のチャンスを増やしましょう。
不動産BANKは首都圏の中古物件に特化して高い利回り率を維持
項目 | 詳細 |
---|---|
公式サイト | https://fudousan-bank.com/index.html |
募集回数 | 5回 |
想定利回り率 | 6.0% |
募集方法 | 先着 |
最低出資額 | 1万円 |
サービス開始年 | 2021年 |
- 賃貸需要が見込まれるエリアの物件のみを投資対象としている
- 未投資資金は信託銀行で分別管理して保全される
- 運営会社は中古一棟収益物件の販売実績が豊富
不動産BANKは、首都圏の中古物件のみを取り扱っているのが特徴です。
運営会社は中古一棟収益物件の販売実績が豊富で、高い利回り率が期待できる物件を厳選。
家賃が今以上に下がらず、減価しきった物件を運用するため、ローリスクで高い利回りが期待できます。
建ってから年数が経過して建物自体の価格が下がれば、売却するときに値下がりするリスクも減る仕組みです。
未投資資金は信託銀行で分別管理されるため、投資準備中に資金を失う心配はありません。
投資機会はやや少ないものの、できるだけリスクを負わずに不動産投資を始めたい人は不動産BANKに会員登録しましょう。
不動産クラウドファンディングサイトを選ぶときのポイントは募集口数や劣後出資割合の高さをチェック
不動産クラウドファンディングサイトを選ぶときは、以下のポイントに注目しましょう。
- 応募できる新規案件、募集口数
- 劣後出資割合の高さ
- 運営会社に不動産業の実績がある
- 高い想定利回り率の案件が多い
不動産クラウドファンディングは、応募できる案件がなければ投資を始められません。
元本割れリスク対策をしたい人は、劣後出資割合の高さにも注目しましょう。
利益が出る不動産物件に投資したい人は、運営会社の不動産業実績も重視する必要があります。
高い想定利回り率の案件が多ければ、ハイリターンも期待可能です。
4つのポイントの中でも注目したい内容を中心に、利用すると不動産クラウドファンディングサイトを選びましょう。
応募できる新規案件数や募集口数が多い
以下の不動産クラウドファンディングサイトは、投資チャンスも多いです。
- 新規案件の募集頻度が高い
- 1件あたりの募集口数が多い
どちらも少ないと、投資の機会が得られず資産運用が効率よく行えません。
不動産クラウドファンディングは、サイト内で募集される案件に応募する形で投資するため、募集頻度が高いほど応募しやすいです。
募集回数が少なくても1件で大勢の投資家を募っていれば、投資できる可能性が高まります。
応募したい案件があっても、「応募が遅く先着順の案件が終了した」「募集口数が少なく抽選に外れた」といった理由があれば投資できません。
資金を分散させて複数の案件に応募したい人は、案件数の多さを重視しましょう。
2023年9月~2024年9月の募集回数が多いサイト
- 利回りくん:45回
- COZUCHI(コズチ):34回
- CREAL(クリアル):25回
1件あたりの募集金額が大きい案件も、当選口数が多くなるため投資チャンスに恵まれやすいです。
例えば、COZUCHI(コズチ)では過去に1件あたりの募集金額が10億円を超える案件も取り扱っていました。
どのサイトを利用するにしても、新規募集の情報を取り逃すと投資できません。
募集頻度や募集口数の多いサイトを選び、会員登録したサービスのアプリやメールをこまめにチェックして、投資チャンスを掴みましょう。
劣後出資割合が高い案件でリスクを抑えられる
劣後出資割合が高い案件は、元本割れリスクを抑える効果が期待できます。
劣後出資割合とは、「優先劣後方式」のうちの「劣後」部分の割合です。
不動産クラウドファンディングでの優先劣後方式とは、クラウドファンディングサービスを利用して出資した人に優先して利益を分配する仕組みです。
出資者を優先と劣後に分け、不動産の評価損益が下落した分の損失は劣後出資者から負担します。
不動産クラウドファンディングでの優先劣後の定義
- 優先:サービスに登録し出資した利用者
- 劣後:サービス運営会社
不動産クラウドファンディングにおいて、劣後出資者はサービス運営会社(クラウドファンディング会社)となります。
例えば、劣後出資割合20%の案件では、サービス利用者の出資分は80%です。
運用開始時の価格が1億円だとすると、8,000万円をクラウドファンディング利用者が出資し、残る2,000万円を運営会社が出資します。
もし損失が出たら、運営会社が出資した2,000万円分から取り分が減少し、サービス利用者の出資分は守られます。
運用終了時(償還時)の物件価格が8,000万円まで下がっても、出資者は損をしません。
上記のケースでは、物件価格が8,000万円未満になったとき初めて、クラウドファンディングで出資した利用者の損失が出ます。
劣後出資割合10%なら、物件価格が9,000万円以下になるとサービス利用者にも損失が出ます。
劣後出資割合が高いほど、物件価格の下落幅が大きくても損失を被る可能性が低いです。
劣後出資割合は、サービスサイトや案件により10%から30%と差があります。
例えばRimple(リンプル)は劣後出資割合が30%と高く、元本割れリスクに備えたい人向きです。
ローリスクで運用したい人は、案件の劣後出資割合が20%~30%の不動産クラウドファンディングを利用しましょう。
資本金や不動産業の実績から信頼できる運営会社
不動産クラウドファンディングは、実績面から信頼できる運営会社を選ぶと破綻リスクを抑えられます。
長く不動産業に携わっている企業や、上場している会社を選ぶと信頼度が高いです。
運営会社が上場企業の不動産クラウドファンディング
- CREAL(クリアル)
- 利回りくん
- Rimple(リンプル)
利用しているサービスの運営会社が破綻すると、案件に出資したお金が返ってこない可能性があります。
より慎重に資産運用を行いたい人は、運営会社のコーポレートサイトで資本金やIR情報を確認しましょう。
資本金が多いほど、経営が安定していて資金繰りが良いと判断できます。
IR情報とは、企業が投資家向けに発信している情報です。
細かい業績や決算報告が確認でき、今後の経営方針も記載されているケースが多いです。
今までの実績や今後の見通しから、自分の資産を預けても良いと思える会社なのか判断しましょう。
想定利回りが高い案件を多く取り扱っている
想定利回りが高い案件を多く取り扱っていると、新規募集があるたびに高いリターンの案件に投資できる可能性があります。
サイト名 | 想定利回り率※ |
---|---|
COZUCHI(コズチ) | 4.5%~10.0% |
TECROWD(テクラウド) | 7.0%~11.5% |
利回り不動産 | 5.0%~12.0% |
不動産BANK | 6.0% |
※2023年9月~2024年9月募集分
上記サイトでは、想定利回り率が全体的に高い傾向にあり、ハイリターンを狙いたい人に向いています。
ただし不動産クラウドファンディングに元本保証はありません。
利回りもあくまで想定のため、運用の結果リターンが少なくなるケースもあります。
投資商品の特徴として、利回りが高いほどリスクも高い傾向です。
1つの案件に投資資産を集中させず、分散投資を行うとリスク対策になります。
不動産クラウドファンディングで失敗しないためのデメリットと注意点
不動産クラウドファンディングで失敗しないために、事前にデメリットと注意点について知っておきましょう。
- ローリスクでも元本割れリスクはある
- 原則として中途解約はできない
- 抽選や先着順で投資できるかが決まる
- 税制優遇がなく確定申告が必要なケースもある
ローリスクで過去案件での元本割れはなくても、今後も同じとは限りません。
どのサイトや案件を選んでも必ずリスクはあります。
出資後は原則途中解約できず、申し込めば必ず投資できるわけではないため計画的に資産運用ができない可能性も。
NISAやiDeCoと違って税制優遇がないため、利益の一部は納税が必要なケースもあります。
不動産クラウドファンディングの特徴を知って、他の投資と併用する、確定申告の準備をするなどの対処を行いましょう。
投資商品だから元本割れのリスクがある
不動産クラウドファンディングに限らず、どの投資商品でも必ず元本割れのリスクがあります。
元本割れとは、出資した金額よりも受け取れる金額の方が少なくなる状態です。
10万円出資して8万円しかリターンがなければ、2万損失が出て元本割れしています。
優先劣後制度を導入していても、劣後割合を超えて損失が出る可能性があるため、まったくリスクなく投資はできません。
不動産クラウドファンディングの想定利回り率は、以下2つの要素を合計して算出しています。
インカムゲイン:主に家賃収入を元にした配当金や分配金
キャピタルゲイン:購入価格よりも売却価格が上回ったときの利益
物件の入居率が低いと家賃収入が少なくなり、インカムゲインは想定より低くなります。
キャピタルゲインは売却のタイミングにより損失を出す可能性があり、一般的にはハイリスクハイリターンに分類される要素です。
どちらも想定より低くなったとき、元本割れを起こす恐れがあります。
特にキャピタルゲインの割合が大きい案件は、相場や周辺環境の影響で元本割れリスクが高いです。
案件を確認すると「インカムゲイン型」「キャピタルゲイン型」など、どちらのタイプか分かるよう記載があります。
安定性を重視するならインカムゲイン型、ハイリスクハイリターンを期待するならキャピタルゲイン型に投資しましょう。
中途解約不可が基本なので自分のタイミングで換金できない
不動産クラウドファンディングは原則中途解約できないため、運用期間中は自分の都合で換金できません。
中途解約できるのは、ごく限られた理由に限られます。
Rimple(リンプル)のケース
Q 一度出資したら解約はできないのでしょうか?
A やむを得ない事由がある場合のみ、当社に書面によって通知することにより解約が可能となっています。解約ご希望の方はこちらより申請ください。
※やむを得ない事由とは、事業者の信用低下が明らかになった場合などを指します。
引用元:Rimple
不動産クラウドファンディングの運用期間は案件により大きく異なり、3ヶ月程度の短期から10年の長期まで幅広いです。
案件ごとに定められた運用期間をよく確認し、運用期間中はなくても困らない余剰資金を出資しましょう。
短期間でお金が必要になる可能性があるなら、数ヶ月程度の短期の案件を選ぶと無理なく投資できます。
応募しても抽選となり出資できない可能性がある
不動産クラウドファンディングの募集方法は、抽選または先着順のどちらかで、希望の案件に出資できない可能性があります。
高利回りの案件は応募が集中しやすく、先着順では募集開始直後からクリック合戦になるケースが少なくありません。
抽選も好条件の案件は当選倍率が高くなりやすいです。
出資の機会を増やしたい人は、複数の不動産クラウドファンディングサイトを利用しましょう。
各サイトで逐一最新情報を入手すれば、応募機会を増やせます。
税制優遇がなく利益が20万円を超えたら確定申告は必須
不動産クラウドファンディングには税制優遇がなく、利益が20万円を超えると会社員でも確定申告が必要です。
不動産クラウドファンディングの利益は、分配金と売却益のどちらも雑所得として扱われます。
合計でいくらになるか計算し、確定申告が必要なら申告漏れがないよう手続きを行いましょう。
雑所得は総所得金額に含まれるため、本業の収入と合算して所得税率が算出されます。
他にも投資や副業をしている人は、すべての雑所得の合計が20万円を超えると納税が必要です。
雑所得の例
- 不用品売買以外で継続して利益を得ているフリマ収入
- ネットショップ
- 副業収入
- FX
- 仮想通貨取引
同じ不動産投資でも、NISAで運用できるREITは運用益非課税の税制優遇が受けられます。
税金の心配をしたくない人は、NISAでのREIT運用も併せて検討しましょう。
不動産クラウドファンディングで資産運用を行うメリットは1万円から始められて運用はプロにお任せできる
不動産クラウドファンディングで資産運用を行うメリットは3つあります。
- 不動産投資が1万円から始められる
- 他の投資手法よりも低いリスクで高利回り率が期待できる
- 運用はプロにお任せで放置できる
不動産クラウドファンディングは、手軽に不動産投資を始められる点が魅力です。
ポケットマネーで投資が始められるだけでなく、高度な投資テクニックや分析時間がなくても高利回り率が期待できます。
自分で投資したくても勉強する時間や運用する余裕がないなら、不動産クラウドファンディングを活用しましょう。
少ない費用で個別不動産への投資が始められる
不動産クラウドファンディングは、1万円と少ない費用で個別不動産への投資ができます。
投資できる物件の地域や種類は多く、首都圏人気エリアのマンションや商業施設にも少額の自己資金で投資可能です。
一般的な不動産投資で好立地の不動産を個人購入するのは難しく、資金を用意するために多額のローンを組むケースも。
ローンを組む際の金融機関の審査に通るには、ある程度まとまった収入が必要です。
不動産クラウドファンディングは、本人確認さえできれば収入に関係なく利用登録と応募ができます。
投資資金が少額でも気軽に不動産投資を始めたい人は、不動産クラウドファンディングを利用しましょう。
他の投資手法と比べると高い利回り率が狙える傾向
不動産クラウドファンディングは、他の投資手法と比べて低めのリスクと手間で高い利回り率が狙える傾向です。
おすすめの不動産クラウドファンディングでは、想定利回り率2.0%台から10%以上まで狙えます。
J-REIT(日本の不動産投資信託)の過去10年間の分配金利回り率は、3.0%から4.0%台後半で推移。※
投資信託のREITは価格が相場に影響されて値動きが大きくなりやすく、換金したいタイミングの価格で損失が出る可能性もあります。
銀行の定期預金は、どれだけ高くても年1.0%を超える金利を設定しているところはありません。
株取引は売買のタイミングが難しく、高い利回り率を維持するなら十分な知識や分析時間が必要です。
低リスクで高い利回り率を狙うなら、不動産クラウドファンディングでの資産運用を検討しましょう。
※参照元:J-REIT.jp
収益は家賃収入がメインとなるため運用は放置できる
不動産クラウドファンディングは、資金を出資したら運用はプロにお任せで放置できます。
原則途中解約不可で、分配金は家賃収入がメインとなるため運用中に投資判断は必要ありません。
最初から運用期間も定められているため、売るタイミングで悩まずに済みます。
REITは株式と同じく値動きを注視する必要があり、売買のタイミングは損益に大きく影響。
相場急変の影響を受けやすく、社会情勢により大きく価格が上下するタイミングでは難しい投資判断を迫られます。
自分で難しい判断をせずに資産運用をしたい人は、不動産クラウドファンディングを検討しましょう。
CREAL(クリアル)を利用する流れ